名前:ロッチ 犬種:ミニチュアダックスフンド 住所:安曇野市
 知人がミニチュアダックスを飼っていたので、仔犬が産まれたらレッドの雄を、
とお願いしてあった。ある日「産まれたよ、全部で5頭、レッドの雄は1頭だけよ」と
連絡があり、対面できる日を心待ちにしていた。
 40日を過ぎた頃、いよいよ初対面「わぁ〜かわいい」ブラックタンの2頭は重なり
合うようにして眠っていた。残り3頭はレッド、2頭が近寄って来た。1頭はご主人の
膝の中、私が抱いてもすぐに戻って行ってしまう、無愛想な仔犬だった。まさか・・・
この子がレッドの雄・・・? 後のロッチです。
 ロッチは人も犬も苦手で参りました。休日には人の集まる場所に連れて行きまし
た。しつけ教室にも通いました。しかし・・・効果なし。
 ロッチ 8ヶ月の6月12日 磯本所長にお願いしました。
2週間後「面会はできますか?」と電話をした「いいですよ」との返事に大喜びした。
ところがその夜、所長の奥様より電話があり所長がロッチとナッチを間違えて返事
をしてしまった。ロッチの面会にはもう少し時間が必要とのことでした。
あぁ〜ロッチ、ガンバッテ〜
 やっときた面会日、ロッチが所長に連れられてきた、チェーンカラーで首の回りの
毛が擦り切れて、私たちを見つめるその目はなんとも哀れで、涙が出てきました。
 所長より経過説明がありましたが、ロッチに涙を見せてはいけないと帽子で顔を
隠すのが精一杯。所長の声が耳に入ってきませんでしたが、最後に「かならず
直ります」との言葉にまた涙・・・
 2ヶ月間は家に連れて帰ることばかり考えていました。いつ切り出そうか、今回も
いえなかった、次回こそ・・・そんなときいつも所長のあの言葉が・・・
 3ヶ月に入った頃にはもう迷いは無かった。この頃から、ロッチの洋服作りを始め
ました。1針1針心を込めて、卒業までに7着完成しました。
 11月12日、無事卒業、バンザイ〜
途中で挫折しそうになった飯田ファミリーが声を大にして言いたい、最初はつらくても
途中で絶対にやめないで!数ヶ月先には必ず素晴らしい日が来るのですから・・・

 所長ご夫妻を信頼してよかった。ロッチ変わりました・・・
ありがとうございました。